新板橋クリニック|消化器センター
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消化器センター要予約

ご挨拶

新板橋クリニック 院長清水公一 近年、消化器系の不調を感じる方たちが増加しています。医学の発達や医療技術の発展にともない、不調の原因がきちんと調べられるようになってきました。けれども、器質的疾患(病気や異常がある)が発見されて治療を受けても、なかなか良くならないことがあります。また、器質的疾患が発見されず、いろいろな治療を受けてもよくならない、機能性疾患(病気や異常がない)の方たちが激増しています。
消化器センターでは、最新の機器と最先端の医学を提供すると同時に、患者様に真摯に向き合いながら、対応して、問題を解決していくことができる専門センターです。特に、機能性疾患については、専門外来を行っていますので、なかなかよくならない、いろいろな治療を受けてもよくならないなど、お困りの方は、是非、いちど受診されてください。

「安心してください」「ちゃんとよくなりますよ」

患者様やご家族の方が笑顔で過ごせるように、常に向き合い、信頼をもって、話しあいながら、そして、前に進んでいけるよう診療をおこなっています。

安心して、受診されてください。

2016年4月

センター長 清水 公一

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胃・食道逆流症外来要予約

概略

「胃・食道逆流症」を根本治療する日本で唯一つの「専門外来」です。

対象となる方

のどの違和感・異物感、のどのつまり感、のどがやける、むかつき、気持ち悪い、胸やけ、胸が苦しい、げっぷ、食べものがつかえる、息苦しい、胸がちりちりする、背部痛、血痰、咳、胃がはる、胃が苦しいなどを症状とする方。

いつくかのグループが認められます

専門外来を開設して10年以上が経過しました。診察をしていて、3つのグループが明らかになってきました。
1つめが、20代から60代の方で、肥満傾向がある、夜の暴飲・暴食・生活習慣の乱れがある、などの原因で夜間や朝方に胸焼けを発症する従来から認められる「逆流性食道炎」。PPIの服用で食道炎症状が消失するグループです。
2つめは10代から50代の若年・中年者に認められ、PPIが効果のない、難治性の多種の症状を抱える「非びらん性胃・食道逆流症」のグループです。
3つめは、60代以降の中高年者なってから発症する、PPIが効果のない、難治性の多種の症状を抱える「非びらん性胃・食道逆流症」のグループです。

基本的な分類・考え方

症状のある方は、下記の2つのどちらかにあてはまります。
胃・食道逆流症は、逆流性食道炎を認める「食道炎型」と、逆流性食道炎を認めない「非食道炎型(NERD:ナード型)」の2つのタイプに分けられます。
簡単にいうと、詳細な内視鏡検査をおこなって、病気や異常(主として逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニア)があり症状を発症している方と、病気や異常が全くないのに症状を発症している方に分けられます。ですから、症状のある方は、必ず詳細な内視鏡検査をおこなって、「タイプわけ診断」をします。
食道粘膜の状態、食道裂孔ヘルニアがないかどうか?食道炎がないかどうか?病理組織検査で好酸球などの集積がないかどうか?胃粘膜の委縮がないか?ピロリ菌感染がないか?咽頭炎・喉頭炎がないか?などの確認を行って治療をおこないます。

追補:過去10年間の専門外来の経験から、2つのタイプの混じった「混合型」の存在が明らかになってきました。顕著な食道裂孔ヘルニアがないにも関わらず、食道炎を認めること、PPIで効果が充分でないこと、のどの症状がしばしばあること、やせた体型であることなどの特徴があります。

2つのタイプの説明

(1)逆流性食道炎「食道炎型」

「食道炎型」は、「胃酸」が原因物質です。胃酸が食道内に逆流することでおこります。内視鏡で食道炎を認めます。そして、食道裂孔ヘルニアがしばしば認められます。また、喉頭炎を認めることもあります。
食道炎型は、20歳から60歳以上にわたり認められます。肥満(とくに太鼓腹)の方、夜の暴飲・暴食など生活習慣のみだれがちな方、胃がんの手術など腹部手術を受け胃酸の逆流防止機構が破綻した方、などに広く認められます。
40歳以降の方では、萎縮性胃炎を認め、ピロリ菌感染を合併している例が多いです。その場合、除菌治療を行うと、胃粘膜からの胃酸分泌が改善するため、食道炎症状が悪化するので、注意が必要です。
40歳以下で食道炎型の場合は、肥満や暴飲・暴食をともない、ピロリ菌感染のない、正常胃粘膜の例が多いです。PPIで症状はほぼ100%消失します。

逆流性食道炎「食道炎型」

(2)逆流性食道炎を認めない「非食道炎型(ナード型)」

10歳代から50歳代の若中年層に激増しているタイプです。
食道炎型と同様あるいは、より多彩な症状(のどの違和感・異物感、のどのつまり、胸のつまり、胸焼け、げっぷ、背部痛、むかつき、気持ち悪い、息苦しい、咳、胃の膨満感など)を呈します。けれども、内視鏡検査では「食道炎を認めない」のが特徴です。
また、60歳代以降の高年層、特に定年以降の方に増加しており、若・中年層と高年層の2峰性のピークを呈します。

ナード型の原因物質は胃酸ではありません。胃酸以外の「何か」が原因でおこります。そのしくみが現代医療ではわかりにくいため、治りにくい、治らない、そして、薬が効かない病態です。

ナード型を治すためには、病態・しくみの理解(なぜ発症するのか)、どうすれば改善・治癒するのかの理解、リセット医療の練習・習慣化が必要となります(後述)。

内視鏡で食道炎を認めません。食道裂孔ヘルニアは認めず、喉頭炎は認めません。見える異常、観察できる異常がないにもかかわらず症状があるタイプです。
10歳代から40歳代までの若年者に多いことから、萎縮性胃炎がなくピロリ菌感染がありません。「ナード型」は「食道炎型」と比較して症状が多彩であることが多く、そして、西洋的薬物治療に抵抗性で症状がなかなか改善しません。

非食道炎「ナード型」

非食道炎「ナード型」性別にみられる特徴

非食道炎「ナード型」 症状が多彩

ナード型の診断

内視鏡検査でみえる異常、観察できる異常がないにもかかわらず、逆流症状がある場合は、ナード型と診断できます。

ナード型の発症のしくみ

内視鏡検査でみえる異常、観察できる異常がないのに、なぜ症状が発現するのでしょうか?「胃酸」が原因物質でないのならば、「何が」原因で症状が発現するのでしょうか?

発症のしくみがあります。

「緊張」が蓄積して、限界をこえると、症状が発現してきます。それでは、なぜ緊張が蓄積するのでしょうか?
2つの理由が考えられます。ひとつは、「情報」の過剰による「脳細胞の疲労」です。システムエンジニアを代表とする、パソコンを使った仕事をする方は、光刺激や電磁波の影響、あつかう情報量が過剰で、脳細胞が極度に疲労します。あるいは、考え・思考にはまり、考え・思考をぐるぐると繰り返す方は、脳細胞が極度に疲労します。そして、脳細胞が疲労すると、緊張が蓄積します。

もうひとつは、「感情」が蓄積するからです。対人関係や出来事・現象に対して、いろいろな感情が蓄積します、そして、感情の蓄積が緊張の蓄積をうみます。

まとめると、「情報の過剰(脳細胞の疲労)」「感情」「緊張」が蓄積すると、症状が発現してきます。

治療の考え方

通常の薬物療法(胃酸の分泌を抑制する薬剤)は無効です。あるいは、少数例でやや有効ですが、一旦少し改善してから、また、悪化します。ナード型は、症状が改善したり、悪化したりを繰り返すのが特徴です。そして、だんだんと、症状が多彩になり、深刻化し、ついには、常に症状が出現して治らなくなります。ですから、ナード型とわかったら、早急に、蓄積した「脳細胞の疲労」「感情」「緊張」を、リセットするための、リセット治療に移行する必要があります。

蓄積した「感情」「脳の疲労」「緊張」を、リセット(ない状態、ゼロの状態)してやると、症状は改善して、きえていきます。

蓄積した「感情」「緊張」「脳の疲労」をリセットするためには、2つの方法が必要です。ひとつめは、蓄積した「感情」「緊張」「脳細胞の疲労」をリセットする薬剤(漢方)、そして、ふたつ目は、蓄積した「感情」「緊張」「脳細胞の疲労」を自分でリセットをする練習・習慣化です。

漢方を服薬しながら、リセットの練習に通院することで、症状は改善して、通院を終了(卒業)することが可能となります。

追補:

「混合型」の存在が明らかになってきました。これは、検査をすると食道炎型であるのに、PPIで充分な効果がないグループです。顕著な食道裂孔ヘルニアなど逆流防止機構の破綻がないにもかかわらず食道炎がおこります。
また、夜間など臥位(横になった状態)だけでなく、昼間の座位・立位(体をおこした状態)でも、逆流症状が認められるのが特徴です。
これは、まずナード型が先行して発生しているのが原因です。「情報(脳の疲労)」「緊張」「感情」の蓄積が原因で、腹圧が異常亢進します。混合型の患者さんは、上腹部が異常に緊張して硬くなり、手指でおしても、奥にはいらなくなります。腹圧が異常亢進することで、逆流防止機構が恒常的に破綻し、常に胃酸を含んだ胃液が多量に食道内に逆流するようになります。そのため、食道炎を併発するので、PPIを服用しても、充分な効果がなくなります。つまり、PPIはある程度逆流防止機構が機能しているときに、充分な効果を発揮するわけです。

そこで、「混合型」では、PPIを服用しながら、リセット治療を行います。リセット治療で、「緊張」「情報(脳の疲労)」「感情」のリセットを練習・習慣化することで、腹部の異常緊張が改善します。
すると、腹圧が低下するので、逆流防止機構が正常に回復し、胃酸を含んだ胃液の逆流がとまり、病態が消失するので、症状は消失・治癒します。

治療実績

2006年4月から2017年3月まで、1431例の胃・食道逆流症の方を診療しました。2006年度は86例、2007年度は143例、2008年度は167例、2009年度は186例、2010年度は112例、2011年度は136例、2012年度は132例、2013年度は128例、2014年は147例、そして2015年は87例、2016年度は107例でした。
食道炎型とNERD型の内訳は、食道炎型が476例(33.3%)、ナード型が955例(66.7%)でした。

症状改善率は、食道炎型は、完全消失が476例中448例(94.1%)、そして、かなり良くなった26例(5.5%)を加えた症状改善率は、476例中474例(99.6%)となりました。

食道炎型は、PPIを中心とした薬物療法でほぼ完全に症状をコントロールできることがわかります。

一方、ナード型は、完全消失は955例中817例(85.5%)、そして、かなり良くなった99例を加えた症状改善率は955例中916例(95.9%)となりました。きちんと通院された方は、すべて症状は改善して完治していますので、リセットの練習を完遂して卒業まで通院を継続することがポイントです。

専門外来では、ナード型の方には、発症のしくみに基づいて、和漢治療と一緒にリセットプログラムをとりいれ、根本的に治癒する治療をおこなっています。

胃・食道逆流症外来 食道炎型とナード型の内訳と改善率

詳しくはこちら「胃・食道逆流症の詳細」をご覧ください。
より詳しい内容は、こちら「リセット医療センター」をご覧ください。

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機能性胃腸症外来要予約

対象となる方

胃がはる、食べると胃が苦しい、ちょっと食べると胃が苦しい、食べられない、体重がへった、気持ち悪い、むかむかする、吐き気がする、胃が動かない、胃がもたれる、胃が硬くなっている、胃が痛い、きりきり胃が痛む、背中が痛いなどを症状とする方。

外来の概略

胃部症状(胃痛、胃もたれ、消化不良、背部痛、おなかがはるなど)がある方は、内視鏡検査を行い胃潰瘍・十二指腸潰瘍などがないかを確認します。また同時にピロリ菌に感染していないか検査を行います。胃部症状があり、超音波検査および内視鏡検査で異常が認められない方は、胃部症状がある方全体の約半数にのぼります。

今まではこれらの方は神経性胃炎などといわれてきましたが、近年、胃の消化機能の低下、排泄機能の低下、胃の拡張に対する粘膜の過敏性などが指摘され、機能性胃腸症あるいは機能性ディスペスシアと呼ばれるようになってきました。通常の胃薬では、ほとんど改善しないのが特徴です。専門外来では、機能性胃腸症のおこるしくみ、しくみに沿った治療法を紹介し、症状の改善・消失・治癒を目指しています。

機能性胃腸症(機能性ディスペスシア)とは?

胃部症状(胃痛、胃もたれ、消化不良、背部痛、胃がはるなどの症状)がある方は多いと思います。上記の症状が続いていてなかなか治らない場合、胃の病気あるいは胃外の病気を疑います。胃の病気では、潰瘍やピロリ菌陽性胃炎、胃がんが代表です。また胃外の病変では膵臓がん、胆石、膵炎などが代表です。内視鏡検査や超音波検査、採血検査を行い原因を調べます。
しかし、実際に病気が発見される方は全体の半分程度で、残りの半分の方では検査で異常が発見されません。そのため、病気が発見されない方では、神経性胃炎やストレス性胃炎などと診断されてきました。
最近になって、検査で胃に異常がなく、胃部症状を訴える方では、胃の消化機能の低下、胃から食物を排泄する機能の低下、食事をして胃が拡張したときの胃壁の過敏性の増加(胃の壁が伸ばされると苦痛を感じる)、胃粘膜の過敏性の増加などが指摘されるようになりました。そこで、検査で胃に異常がないにも関わらず胃部症状を訴える方を機能性胃腸症と呼ぶようになってきました。
機能性胃腸症の方では、胃部症状以外に排便異常(便秘や下痢)など腸の異常を訴える方もいらっしゃるため、胃と腸に連なる機能の異常の可能性があります。

診察

胃部症状のある方は、診察のうえ内視鏡検査と超音波検査をお受けください。胃外に病気がなく、胃に胃炎がない(ピロリ菌の感染もない)、潰瘍がない、胃がんがないことを確認する必要があります。

診断

みえる異常、観察できる異常、あるいは測定できる異常がないにもかかわらず、胃部症状がある場合は、機能性胃腸症と診断できます。

発症のしくみ

みえる異常、観察できる異常、測定できる異常がないのに、なぜ症状が発現するのでしょうか?

発症のしくみがあります。

「緊張」が蓄積して、限界をこえると、症状が発現してきます。それでは、なぜ緊張が蓄積するのでしょうか?
2つの理由が考えられます。ひとつは、「情報」の過剰による「脳細胞の疲労」です。システムエンジニアを代表とする、パソコンを使った仕事をする方は、光刺激や電磁波の影響、あつかう情報量が過剰で、脳細胞が極度に疲労します。あるいは、考え・思考にはまり、考え・思考をぐるぐると繰り返す方は、脳細胞が極度に疲労します。そして、脳細胞が疲労すると、緊張が蓄積します。

もうひとつは、「感情」が蓄積するからです。対人関係や出来事・現象に対して、いろいろな感情が蓄積します、そして、感情の蓄積が緊張の蓄積をうみます。

まとめると、「情報の過剰(脳細胞の疲労)」「感情」「緊張」が蓄積すると、症状が発現してきます。

治療の考え方

通常の薬物療法(胃酸の分泌を抑制する薬剤)は無効です。あるいは、アコファイドなどの消化管機能改善薬は、少数例で一時的にやや有効ですが、しばらくすると、悪化します。機能性胃腸症は、症状が改善したり、悪化したりを繰り返すのが特徴です。そして、だんだんと、症状が多彩になり、深刻化し、ついには、症状が悪化したまま、改善しなくなります。ですから、機能性胃腸症とわかったら、早急に、蓄積した「脳の疲労」「感情」「緊張」を、リセットするための、リセット治療に移行する必要があります。

蓄積した「感情」「脳の疲労」「緊張」を、リセット(ない状態、ゼロの状態)してやると、症状は改善して、きえていきます。

蓄積した「感情」「緊張」「脳の疲労」をリセットするためには、2つの方法が必要です。ひとつめは、蓄積した「感情」「緊張」「脳の疲労」をリセットする薬剤(漢方)、そして、ふたつ目は、自分でリセットをする練習です。漢方を服薬しながら、リセットの練習に通院することで、症状は改善して、通院を終了(卒業)することが可能となります。

治療

機能性胃腸症が発症するしくみに則って、治療をおこないます。感情と緊張をリセットする薬剤(漢方製剤)を服薬しながら、感情と緊張のリセットを練習して習慣化します。緊張と感情のリセットを制御できるようになると、漢方製剤の服用が必要なくなり、症状が消失して、通院が終了(卒業)となります。また、脳の疲労をリセットするために、休憩や体操、認識のリセットを練習・習慣化します。

診療実績

2006年4月から2017年3月までに、1204名の機能性胃腸症の患者を診療しています(2016年度は124例)。また、他院で機能性胃腸症と診断され、実際はピロリ菌感染だった例が48例あり、胆石の症状だった例が6例ありました。機能性胃腸症と診断するためには、ピロリ菌感染がないこと、胃外に原因となる疾患がないことを内視鏡検査や超音波検査を施行して確認する必要があります。
1204例中1042例(約86.5%)は、感情と緊張のリセットと服薬にて症状が消失しました。また138例(約11.5%)は症状が改善しました。つまり、発症のしくみに則って治療をおこなうことで、機能性胃腸症の約98%で症状の改善・消失が可能でした。

リセット治療の練習を習慣化して、制御力を充分に獲得した方は、全員症状が改善して、通院が終了(卒業)しました。中途で通院をやめてしまったり、リセットを習慣化しないと、制御力が身につかなかったり、対応できる幅が広がらりません。症状が再燃したり、症状がよくなったり、悪くなったりを繰り返して、増悪していきます。

機能性胃腸症診療実績

診療期間

症状の改善・変化が現れる期間は、個人差があります。服薬とリセットの練習を開始してから数日で改善・変化する方、服薬とリセットの練習を開始してから1ヶ月以上経過してから改善する方などまちまちです。
罹病期間(症状が出現してから現在までの期間)が長い方、年齢が高い方、女性より男性、頭であれこれ考えてしまい考え(思考)の止まらない方、心の症状が強く顕現化して、精神科・心療内科領域の薬を長期間服用している方、は症状の改善・変化が現れる期間が長くなります。
また、リセットプログラムの練習中は、いったん症状が改善しても、再び症状が出現する方がおられます。しくみの制御力をしっかり身につけ、日常のいろいろな場目で、意識してこまめにリセットをすることができるようになると、体調が安定化して、症状が改善・消失します。制御力がしっかり身につき、習慣化して、リセットプログラムを完遂して、症状が消失し、治療が終了(卒業)するまで、3ヶ月から12ヶ月程度の診療期間が必要となります。

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過敏性腸症候群外来要予約

「過敏性腸症候群」を根本治療する日本で唯一つの「専門外来」です。
過敏性腸症候群は、「身体の病気」であり、「自律神経の制御がなされていない病気」であり、「心の病気」です。さらに、多くの方では、「対人関係の病気」です。そのため、過敏性腸症候群を改善・治癒するために、しくみに則って、専門的におこなう必要があります。

対象となる方

おなかが痛い、おなかがはる、ガスがたまる、ガスがたくさんでる、音がきになる、臭いがきになる、ガス(におい)がもれる、急な腹痛・下痢、トイレにかけこむ、緊張する場面(会議・テスト・静かな教室、周囲を人にかこまれた座席、電車の中など)でおなかが痛くなり、トイレにいくなどを症状とする方。

外来の概略

慢性的な腹部症状があるけれども、超音波検査や内視鏡検査などで異常が認められない病態を、過敏性腸症候群と呼んでいます。胃や腸の消化機能の低下、排泄機能の低下、胃や腸の拡張に対する粘膜の過敏性などが推測されていますが、原因や病態は不明です。最近は、リーキーガットという病態も提案されていますが、推論の域をでません。
過敏性腸症候群は「身体の病気」という概念の中で、対応に苦慮しているのが、現代医療の実情です。現代医療では、発症のしくみがわかっていないため、胃腸薬などで対症療法を広くおこなっています。薬剤の進歩もあり、ある程度下痢のコントロールができること、腸管の動きをとめることで、急な腹痛や下痢をコントロールできるようになりました。
けれども、対症療法であること、だんだん薬剤の効果がなくなること、症状が増悪すること、生活の制限が増えることなどが課題です。

専門外来では、過敏性腸症候群の定義を見直しました。「対人関係の病気」であること、「心の病気」であること、「自律神経の制御がきかない病気」であること、「身体の病気」であると定義しました。そして、対人関係と心の状態がどのように自律神経と身体に影響をおよぼすのか?の「しくみ」に着目しました。
最新の科学で明らかになってきた発症のしくみである、「認識疾患」と「コップのしくみ」に則って、治療をおこない、症状の改善・消失・治癒・制御を達成します

過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:通称 IBS)は、みえる異常、観察できる異常、測定できる異常がないにも関わらず、腹部症状がある状態に対しての総称です。小腸や大腸の運動あるいは分泌機能の異常と推測されています。けれども、検査を行っても炎症や潰瘍など目に見える異常が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こります。

症状

腹部膨満、腹痛、下痢、便秘、ガスが多い、ガスが気になる、おなかがごろごろする、緊張するとトイレに行きたくなるなど、腹部関連の症状は多彩です。また、他の身体症状や心の不調を伴うことがあります。

発症のしくみ、病態、病気の定義

現代医療では、発症のしくみ、病態、病気の定義はわかっていません。

最近、脳科学、認識科学、心理学などの進歩で、過敏性腸症候群は、「対人関係の病気」「心の病気」「自律神経の制御がきかない病気」であり、「身体の病気」であることが定義され、発症のしくみが明らかになってきました。「認識疾患」と「コップのしくみ」と呼ばれるしくみです。

「コップのしくみ」とは、どのようなものでしょう?心と体は分離できない「ひとつ」なので、人間をコップにたとえてみます。コップの中に「緊張」が蓄積してあふれると、身体や心(精神活動)に症状が出現してきます。主に腹部に症状がでてきたときに、過敏性腸症候群と名前をつけています。それでは、なぜ緊張が蓄積するのでしょうか?
2つの理由が考えられます。ひとつは、「情報」の過剰による「脳細胞の疲労」です。システムエンジニアを代表とする、パソコンを使った仕事をする方は、光刺激や電磁波の影響、あつかう情報量が過剰で、脳細胞が極度に疲労します。あるいは、考え・思考にはまり、考え・思考をぐるぐると繰り返す方は、脳細胞が極度に疲労します。そして、脳細胞が疲労すると、緊張が蓄積します。
もうひとつは、「感情」が蓄積するからです。対人関係や出来事・現象に対して、いろいろな感情が蓄積します。そして、感情の蓄積が緊張の蓄積をうみます。

まとめると、「情報の過剰(脳細胞の疲労)」「感情」「緊張」が蓄積してコップからあふれると、症状が発現してきます。つまり、過敏性腸症候群は、人間のコップから「情報(脳の疲労)」、あるいは、「緊張」と「感情」があふれて、あらわれてきた症状の総称になります。

「対人関係の病気」は、「認識疾患」からおこります。そして、対人関係の病気は、いろいろな感情と緊張を創ります。そのため、人間のコップに蓄積してあふれることになります。

診断

急性あるいは慢性の感染症がないことの確認、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)ではないことの確認、鎮痛薬を常用していないか(小腸潰瘍などの粘膜傷害)の確認などを行います。状況に応じて便培養検査や大腸内視鏡検査、カプセル内視鏡検査などを行ないます。器質的原因がないにも関わらず、持続して症状があれば、「過敏性腸症候群」の診断となります。

治療の考え方

通常の薬物療法(下痢止め、消化管機能改善薬など)は、過敏性腸症候群の症状にある程度は効果があります。けれども、3つの欠点があります。1つ目は、あくまで症状を抑制するのみで、根治療法ではないこと、2つ目は、はじめのうちは、服薬で効果があっても、だんだんと症状が悪化してくる例が多いこと、3つ目は、通常の薬物療法で症状が抑えられなくなると、精神安定剤の投与が必要になってくる(投与される)こと、です。
過敏性腸症候群は、症状が改善したり、悪化したりを繰り返すのが特徴です。そして、だんだんと、症状が多彩になり、深刻化し、症状がコントロールできなくなってきます。

過敏性腸症候群は、「対人関係の病気」「心の病気」「自律神経の制御がきかない病気」そして、「身体の病気」なので、過敏性腸症候群とわかったら、できるだけ早く、発症のしくみに則った治療を開始するのが望ましいです。

治療は、蓄積した「情報(脳の疲労)」「感情」「緊張」を、リセットする治療、「対人関係の病気」「心の病気」を創りだす「認識疾患」をリセットする治療になります。

蓄積した「感情」「情報(脳の疲労)」「緊張」を、リセット(ない状態、ゼロの状態)して、コップのしくみを制御すると、症状は改善して、きえていきます。発症するしくみから、解決していく方法なので、服薬も必要なく、生活することが可能となります。

蓄積した「感情」「緊張」「情報(脳の疲労)」をリセットするためには、2つの方法が必要です。ひとつめは、蓄積した「感情」「緊張」「脳の疲労」をリセットする薬剤(漢方)、そして、ふたつ目は、自分でリセットをする練習と習慣です。

漢方を服薬しながら、リセットの練習に通院することで、症状は改善して、通院を終了(卒業)することが可能となります。

診療実績

2006年4月から2017年3月までに、712名の過敏性腸症候群の患者を診療しています(2016年度は64名)。そのうち他院で過敏性腸症候群と診断されたあと、当方に来院された方が584名でした。
発症の仕組みに則って治療をおこないました。712例中、症状消失は508例(71.3%)、症状改善は175例(24.6%)でした。数回通院して治療を中断する方が29例(4.1%)おられました。症状改善率は95.9%でした。
通院を継続して、リセットプログラムを完遂すれば、必ず症状が改善して、通院を終了(卒業)することが可能です。中途で通院を中断した29例の方は、症状の変化は不明です。

過敏性腸症候群診療実績

診療期間

発症のしくみに則って、治療およびリセットの練習・習慣化をおこなっていきます。症状の改善・変化が現れる期間は、個人差があります。服薬開始から数日で改善・変化する方、服薬開始から1ヶ月以上経過してから改善する方などまちまちです。
また、リセットプログラム練習中は、いったん症状が改善しても、状況・環境の変化で、再び症状が出現します。症状の波を体験しながら、リセットの練習・習慣化を継続すると、コップのしくみの制御力がつきます。練習・習慣・経験・対応力・制御力をつけることがリセット治療の目的です。
リセット治療を完遂すると、症状は消失して自立(卒業)することが可能です。リセットプログラムを完遂して、症状が消失し、リセット治療が終了(卒業)するまで、3ヶ月から24ヶ月程度の診療期間が必要となります。

追補:

過敏性腸症候群は、「対人関係の病気」「心の病気」の概念が色濃くでます。自分自身が、病気をよくするための決断・勇気をもつことが大切です。家族に連れられて受動的に来院する患者さんの場合は、決断・勇気をもてない状態のため、通院されなくなります(1~2回の通院が29例中29例)。
病気をよくする決断・勇気をもってリセット治療に取り組めば、必ずコップのしくみは制御できるようになり、症状は改善するので、勇気をもって、「一緒に」練習と治療をしていきましょう。

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胃潰瘍・十二指腸潰瘍、ピロリ菌外来

概略

胃部症状(胃痛、胃もたれ、消化不良、背部痛など)がある方は、内視鏡検査を行い胃潰瘍・十二指腸潰瘍の診断を行います。同時にピロリ菌に感染していないか検査を行い、潰瘍の治療とピロリ菌の駆除治療を行っています。

POINT

解説

(1)委縮性胃炎と腸上皮化生

ピロリ菌の感染が持続すると、委縮性胃炎が起こります。
ピロリ菌の感染率は、20歳以下で13%、20歳代で24%、30歳代で35%、40歳代で56%、50歳代で66%、60歳代で73%、71歳以降で74%となり、年齢がますごとに感染率が上昇する傾向となります。
ピロリ菌感染者では30歳以降では約85%に委縮性胃炎を認め、一方ピロリ菌非感染者では4%程度にしか委縮性胃炎は認められません。
ピロリ菌の感染により、腸上皮化生が起こることもあります。
ピロリ菌感染者では、20歳代で10%、30歳代で27%、40歳代で34%、50歳代で48%、60歳以降で57%に胃粘膜の腸上皮への移行(腸上皮化生)が起こっています

(2)胃がん

ピロリ菌の持続感染があると、胃がんが発生しやすくなります。
ピロリ菌感染者は、非感染者に比べて胃がんが発生しやすくなります。また、食塩の摂取量が増加すると、胃がんの発生率がさらに増加することが知られています。

(3)ピロリ菌の駆除と胃がんの発生予防

ピロリ菌を駆除することで、胃がんの発生を予防できる可能性があります。
ピロリ菌の駆除を行うことで、駆除を行わない人より、分化型胃がんの発生率が3分の1程度に抑制されること、すでに委縮性胃炎や腸上皮化生が起こっている方でも除菌による胃がん発生予防の効果があることが報告されています。

治療実績

ピロリ菌除菌療法は、ピロリ菌を駆除することで胃がんを予防することを目的にしています。2006年4月から2016年3月まで、計1236例の治療を行いました。
2006年度は156例、2007年度は214例、2008年度は231例、2009年度は178例、2010年度は121例、2011年度は62例、2012年度は64例、2013年度は56例、2014年度は84例、そして2015年度は76例でした。
1次除菌での除菌成功率は1236例中889例(71.9%)、2次除菌での除菌成功は1236例中339例(27.4%)で、1次と2次を合わせた除菌成功率は1236例中1228例(99.4%)でした。
10年間で8例の患者様で除菌が不成功でした。

ピロリ菌除菌療法実績

さらに詳しく知りたい方は「新板橋クリニックのお知らせブログ」の「ピロリ菌感染症の詳細」の記事もあわせてご覧ください。

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胆石外来

概略

脂っこいものを食事した後(特に夜間)の上腹部痛、背部痛、胸部不快感などがある場合は、胆石を疑います。超音波検査ですばやく診断しています。

胆石発作が頻回にある方、胆のう炎のある方は手術が必要になる場合があります。 「板橋中央病院胆石センター」および、「医療公社豊島病院外科」と連携して診療を 行っています。

超音波画像 胆石の例

胆石

胆石の症状

胆石の症状には以下のようなものがあります。

このような症状のある方は、至急で超音波検査を行っています。胆石のある方は胆のう炎を起こしたり、胆石激痛発作をおこすことがあります。
炎症が軽微なときは、腹腔鏡を使って小さな傷で手術をすることが可能です。

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すい炎外来

概略

すい臓の中心には膵管と呼ばれる管が通っており、中を膵液(消化液の仲間)が流れています。すい臓の尾部から頭部に向かって流れ、最後は十二指腸の中に流れ込み食事と混じります。

なんらかの原因で膵液の流れが障害されると、膵管内圧が上昇しすい炎が引き起こされると考えられています。また、すい臓を直接攻撃する自己抗体が体内に作られてしまうため発生する自己免疫性すい炎もまれに存在します。

すい炎には急性に発生する急性すい炎と、頻回に炎症を繰り返す慢性すい炎の2種類があります。

慢性すい炎はアルコール摂取などが原因で、膵管の狭窄などがおこり持続的な膵液の流出障害があり、アルコール摂取をするたびにすい炎が引き起こされます。すい臓がんの合併もおこることから注意が必要です。

すい炎の症状

すい炎の症状は以下の通りです。

すい炎の原因

急性すい炎の原因としては以下のものがあります。

胆石性であるか非胆石性であるかで治療方針が変わってきますので、急性すい炎を疑った場合はすみやかにUS、CT検査を行います。

慢性すい炎の原因はほとんどがアルコールです。膵管は狭窄部と上流の拡張部位などが混在する異常な膵管像となり、膵石が認めらます。

慢性すい炎の患者様では、腹部単純レントゲン、CT検査、MRCP検査で全体像を把握します。腫瘤を形成している例などでは、すい臓がんの合併にも注意し定期的な画像検査、腫瘍マーカー検査が必要です。

すい炎の診断

以下のような症状がある場合は、すい炎の可能性があります。

上記の3項目のうち2項目を満たす必要があります。

アミラーゼにはすい臓型と唾液型の2種類があるのでアミラーゼが高いだけでは急性すい炎の診断はできません。消化器専門医師の診断が必要となります。

治療連携

急性すい炎は、重症化すると致死率が高くなるため、胆石性、非胆石性のどちらの場合も、東京女子医大消化器外科、都立豊島病院、帝京大学病院、板橋中央病院などのすい臓チームと連携・紹介します。

慢性すい炎は、連携を行いながら、当方ですい炎発作時の治療、画像検査(CT、MRI、PETなど)を行い診療しています。

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大腸疾患専門外来

概略

大腸ポリープ、大腸がん、潰瘍性大腸炎などの大腸疾患の専門診療をしております。大腸ポリープは内視鏡的切除治療を日帰りで行っています。

詳しくは「内視鏡センター」をご覧ください。

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消化器がん専門外来(食道・胃・大腸・胆道・すい臓・肝臓など)

概略

がん治療専門医師が、食道がん、胃がん、大腸がん、胆道がん、すい臓がん、肝臓がんなどの早期診断、外来化学療法などの専門診療を行います。

詳しくは「腫瘍センター」をご覧下さい。